リュートによるルネサンス・バロック音楽を中心に綴ります
by nsckk-lute
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<   2009年 04月 ( 6 )   > この月の画像一覧

アントワープにて

ブリュッセルから電車でアントワープに行く。
さすがに観光地だけあって駅が立体になっておりブリッセルよりもずっと整備されていて綺麗だ。
駅からまっすぐに歩くと目的の場所に着く。途中、デパートがあり直感としてこの裏を回って行ったほうが良いと思い、中の道を辿ると、すぐにアントワープ大聖堂が見えた。
暫らく歩くと所々で「フランダースの犬」の絵などが目に付いた。
日本の企業が入っているのだろう。
広場に着く少し前から大聖堂からカリヨンの鐘の音が聴こえてきた。
実際に現場で聴く音はとても素晴らしい。
何十という音の高さの異なる鐘が鳴り響く様は聴いていて飽きが来ない。とても神秘的だ。
教会の中に入るとルーベンスの「聖母被昇天」、「キリストの昇架」と「キリストの降架」などが目に飛び込んでくる。
実物の迫力はすごい。
キリストの画の裏にも画が描かれていた。
これは現地に来ないと分からない事だ。
奥の部屋にはリュートを演奏する3人の天使が描かれている壁画があった。
中央の天使の頭の一部が剥がれ落ちているのが惜しい。
それと祭壇の椅子の所にリュートを弾く天子を発見。
これもコレクションとして写真を撮らせて頂いた。
ショップではアントワープ大聖堂のオルガンで演奏したCDを見つけ購入する。
それと天使がリュートを演奏する人形も。
人形は見つけるたびにその国のものを買って帰るので、リュートを弾く天子の人形はかなり家の中で氾濫している。
ルーベンスの家に行ってみると今日は水曜日と言うことで、有り難い事に入場無料の日だそうだ。
なかなか立派な家だ。
中庭が良かった。
ルーベンスが描いた中庭の画を見た後外に出ると、まさに彼が書いたそのままの風景が目に映る。
ルーベンスもすごいが、その風景がそのまま存在することの方が僕には感動だった。
お土産は「手」のチョコレート。
巨人アンティゴの手、右手だったかな。
因みにアントワープとは、アントは「手」。ワープは「投げる」で「手を投げる」だそうな。
アントワープとローマの軍人ブラボーと巨人アンティゴの話の関係がこれで納得できる。
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by nsckk-lute | 2009-04-22 15:58 | ドイツ・ベルギー・オランダの旅

part II の録音

一昨日と昨日でpart II の後半の録音が終わった。
ドイツから帰国した後なので丁度、気持ちも良いポジションにいる。
ドイツバロックの部分だったので、演奏もそうなったかも知れない。
後は9月発売に向けて準備を進めるのみ。
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by nsckk-lute | 2009-04-15 23:21 | 水戸茂雄のCD

ベルギー ブリュッセルへ

ケルンからブリュッセルへ電車で向かう。
ドイツからベルギーの国境へ差し掛かる頃、猛吹雪になって来たので、ブリュッセルの天気がかなり気になった。この調子だと雪が積もっている可能性がある、と思った。国境を過ぎると見事に風景が変わった。
何が変わったかと言うと家の造りがまるで異なるのだ。
土産物屋に売っているミニチュアの家そのままなのだ。
道路に面する壁が一枚のケーキで作ったようなカラフルで可愛らしいおとぎの国の壁なのだ。
これはその後訪れるオランダも同様だ。
ブリュッセルに着いたら心配していた雪は止んで積もってもいなかった。
翌日、一番に楽器博物館を訪れた。フラッシュを焚かなければ写真を撮っても良いと言う事なので面白いものは写真に収めた。リュートはテオルボはMateo Sellas 11コースはFrei のものがあった。あとルネサンスリュート1棹、7コースのソプラノ、薄汚れたルネサンスリュートと出来の悪そうなテオルボを響板を外して中を見せているものくらい。あとはバロックギターとロマンティックギター。変種ギター。
ヘッドホンからはてっきりその楽器の音が聴けるのかと思ったら、CDのテオルボが参加しているアンサンブルが聴こえて来ただけだった。少し残念だった。鍵盤楽器は面白いものが沢山あり見ごたえはあった。
面白いのは弦をこすって音を出し、鍵盤を押して演奏するガイゲンヴェルクだ。
日本では小渕 晶男氏が復元したのが有名だ。
ミュージアムショップで面白そうなCDを2枚見つけて買おうとしたら1枚が防犯用のプラスティックの枠が外れなくて、店員が取れないから諦めてくれと言うので、僕は「いや、それは他にないからどうしてもくれ」と言って譲らなかったら、店員が諦めて、「では、20%引きにするから自分で外してくれ。」と言って売ってくれた。
枠を付けたままだと間に盗難防止タブレットのようなものが挟まっていて、帰国の飛行機で問題が発生するとまずいので、後日フランクフルトに戻ったとき、ラジオペンチを借りて枠を外した。
外しているときは自分が犯罪を犯している気分だった。余り良いものではなかった。
しかし、これで日本で聴くことが出来る。良いことだ。
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by nsckk-lute | 2009-04-10 01:50 | ドイツ・ベルギー・オランダの旅

ボンへ日帰りの旅

ケルンのコンサートが終わり月曜日にボンへ日帰りの旅に出る。
まず、強風の中をシューマンが眠る、墓地へ向かった。
あまり墓の位置を確認しないで探したので、完全に見失ってしまった。そこで、噴水の掃除をしている係りの青年に尋ねたら、「知らないです。」と言う返事が返ってきた。てっきり知っていると思ったが意外な返事に一瞬とまっどってしまった。仕方なく、もと来た入り口に向かいシューマンの墓の位置を確認した。
今度はまず間違えることも無いだろうと思いながら、墓地のある方向へ向かった。
ヴァイオリンを弾いている天子がいる墓が見えた、シューマンの墓だ。そう思ったとき目に飛び込んできたのは先程の噴水を掃除する青年ではないか、そう、彼はシューマンの墓の目の前で掃除をしていたのだ。
何とも間抜けな光景ではないか。
クララと一緒に眠っていた。
帰り、出口に向かう左側沿いにベートーヴェンの母の墓を見、その隣にあるシラーの字が読める墓も拝観。
その足でベートーヴェンハウスに向かう。月曜日なので心配していたが運よく開館していた。
随分と床が鳴るし、家も傾いていた。ピアノとヴァイオリン、チェロを見る。拡聴器はいろいろな種類があった。
彼のデスマスクとライフマスクが並べて展示されていた。ライフマスクは有名な肖像画と瓜二つ、画家の腕が優れていることを思った。
見終わってベートーヴェンの息吹を感じることが出来たと思う。
特に拡聴器は心に刺さった。辛かったろうと思う。見ていて少し感傷的になったようだ。
最後にショップに入って、展示してあった楽器(ピアノ、ヴァイオリン、チェロ、トロンボーン)で演奏したCDを3枚購入した。聴くのが楽しみだ。
ハウスを出た後は広場に行ってみた。市場が立っていて、色々な果物や飲み物やパンなどがテントの下に並んでいる光景はいつ見ても胸がわくわくする。思わず買いそうになるが、ここに生活をしていない自分と言う立場を思い出して何とか買い控えた。まるで子供のような自分の心に少し楽しくなった。
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by nsckk-lute | 2009-04-08 01:44 | ドイツ・ベルギー・オランダの旅

ケルン大聖堂

ケルンの駅から外に出ると突然、巨大な建造物が僕を襲ってきた。
そんな表現が妥当と思える程に巨大な大聖堂。
その日は晴天。
雲ひとつ無い真っ青な空を背景としたその建造物は、まるで無重力の世界で宙に浮かんでいるように映った。
完成までに四百年余りもかかったと言うが、建てながら既に修復も始まっていたのだ。
途方も無く先の見えない工事を彼らは続けてきた。
人間の無限の力を感じる時だ。
意志の力。
大聖堂を眺めていると、この建造に関わった色々な時代の人たちの影を感じる。
それも大聖堂の至る箇所で。
観光に訪れる人はケルンにはこの大聖堂しかない。と言うが、これだけで充分だろう。
他に何を求める。
もっとも、もう一つ、川沿いの建物には大洪水の痕(あと)が今も当時の恐怖を伝えている。
これも観光の記憶の一つにすると良い。
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by nsckk-lute | 2009-04-06 23:29 | ドイツ・ベルギー・オランダの旅

フランクフルトからケルンへ

3月20日はフランクフルトからケルンへ電車で移動。
ICに乗って行ったのが正解だった。
延々とライン川に沿って走っていたので対岸に転々と立っている古城や小さな美しい集落などが
次々と現れて楽しい電車の旅が出来たからだ。
もし特急に乗っていたら山の中を走っているのでこのような風景を望むことは出来なかった。
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by nsckk-lute | 2009-04-05 23:40 | ドイツ・ベルギー・オランダの旅