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リュートによるルネサンス・バロック音楽を中心に綴ります
by nsckk-lute
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8コースリュート

永年弾き込んで来た(生徒にも弾かせてた)8コースリュートをオーバーホールしようと思って、
レッスンスタジオから持ち帰った。随分と痛んだところがある。ネックの象嵌付近が指の汗で
ニスが痛んで凸凹になっている。最も良く触れる2、3フレットにあるので仕方が無い事だと思う。
1コース側の表面板に沿ったリブも2枚酷く痛んでいる。それと弦高が僅かに低いので、
特にシャントレルでの思い切った表現が出来ないでいた。これはどうするか。
薄い板をブリッジに挟むか、それともブリッジの上に貼られた象牙と黒檀の薄い板を剥がして
薄い板を貼り付けて、また象牙と黒檀の板をその上に貼り付けて、弦高を上げるか。
この方法がベストだろう。しかし、面倒だ。薄い板をブリッジに挟めば手っ取り早い。
見た目は悪いが。それとも上げたいコースの弦に細い棒を垂直に膠で貼り付けるか。
これはそれほど見た目は悪くない。いっそ象牙の棒ですれば見栄えは良いだろう。
少し考えよう。
by nsckk-lute | 2010-06-13 01:22 | 楽器
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